天体望遠鏡に使用されている精密機器

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精密機器としての天体望遠鏡

天体望遠鏡はなぜ精密機器なのか、というところにも少し疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
しかしこの天体望遠鏡には、カメラのレンズの数十倍ともいえる精度が必要とされてきます。
遠くの星や惑星にピントを合わせられるほどの性能が必要なのですから納得といえば納得です。
レンズやギアの設計や、全体の組み立てまでを含めて高度な技術が必要とされます。

カメラの三脚と同じに見えるような架台部分だって、同様に高度な精度を必要とされます。
星を正確に観測する為には、動作に関する誤差は最小限にとどめなくてはならないからです。

このように、部品の製作や設計段階から、機構まで常人の想像の届かないところで開発がなされているという事になるのではないでしょうか。

天体望遠鏡の歴史と開発

レンズ自体の存在は13世紀ごろから知られていたと言われています。
そうなると数百年前にはレンズがあったというから驚きです。
また400年以上前に望遠鏡がオランダ人によって発明されてからは、あの有名なガリレオも望遠鏡を作成し月面の観測をしたそうです。

ガリレオと同時期に生まれたのが、ケプラー式の天体望遠鏡です。
後々、これが現在の天体望遠鏡を生んだ元となりました。
そして、あの有名なニュートンが反射式の望遠鏡を発明したのが350年ほど前、また同時期にイギリス人が屈折式の望遠鏡を発明し、現在の天体望遠鏡の基礎のほとんどができあがったわけなのです。

その後大型化したり、ガラスレンズの精度が上がった事で天文台が各地に建設されることになっていきました。

現在のデジタル時代においては、色ずれが起こりにくい反射式が多く使われていますが、歴史を知ると精密機器としての天体望遠鏡もとてもロマンあふれる存在に思えてきます。